「宇宙(そら)よりも遠い場所」

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宇宙よりも遠い場所
キャラクター紹介

[su_box title="玉木 マリ
(たまき・まり)
【CV:水瀬 いのり】" style="bubbles" box_color="#58c7fc" title_color="#000000"]多々良西高校の2年生。ニックネームはキマリ。明るくて好奇心旺盛な性格。だけど、いざ行動となるとあと1歩が踏み出せない臆病な女の子。青春することが目標。[/su_box]

[su_box title="小淵沢 報瀬
(こぶちざわ・しらせ)
【CV:花澤 香菜】" style="bubbles" box_color="#58c7fc" title_color="#000000"]キマリの同級生。南極観測隊員だった母は、南極で行方不明に。それ以来、ずっと南極に行くことを夢見ていた。美形な容姿のわりに人前では不愛想。南極のことばかり考えているので、学校では影で「変人」「南極」などと呼ばれている。[/su_box]

[su_box title="三宅 日向
(みやけ・ひなた)
【CV:井口 裕香】" style="bubbles" box_color="#58c7fc" title_color="#000000"]キマリが通う高校近くのコンビニでバイトをしている。キマリや報瀬と同じ年だが高校は中退。バイトをしながら大学受験の勉強をしている。明るくて天真爛漫な性格で周囲を和ますムードメーカー。自作の名言を言うのがクセ。[/su_box]

[su_box title="白石 結月
(しらいし・ゆづき)
【CV:早見 沙織】" style="bubbles" box_color="#58c7fc" title_color="#000000"]北海道在住の高校1年生の美少女。子供の頃から子役、タレントとして活動しているいわゆる芸能人。幼いころから芸能活動をしているため学校にあまり通えず、友達がいないことに悩んでいる。年に似合わずしっかりしているが、少し偏った考えを持っている。[/su_box]

[su_box title="高橋 めぐみ
(たかはし・めぐみ)
【CV:金元 寿子】" style="bubbles" box_color="#58c7fc" title_color="#000000"]キマリのクラスメイトで幼馴染。サバサバとした性格で、物事に対して少し冷めた見方をする。突拍子もないことを言い出すキマリをうまくコントロールしている。[/su_box]

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宇宙よりも遠い場所
あらすじ

多々良西高校に通う高校2年生、
玉木 マリ(以下キマリ)。

散らかった部屋で昼寝をしていると
母親に起こされた。

「昨日言ったよね?
 部屋片づけるって」

母親にふとんを引っぺがされ、
ベッドから床に落とされるキマリ。

すると
額めがけて1冊の手帳が落ちてきた。

「うっ・・・たたたたぁ、
 ・・・んんっ?」

キマリは手帳を開くと、
自分が書いた文字を読み始めた。

「高校に入ったらしたいこと・・・」

「日記をつける、
 一度だけ学校をサボる、
 あてのない旅に出る」

そしてページをめくると、
そこには、「青春、する。」
と書いてあった。

それを見たキマリは
突然大声で泣き出してしまう。

学校の教室。

キマリはクラスメイトで幼馴染の
高橋 めぐみ(以下めぐみ)に
その思いをぶつけた。

「高2になったのに、
 まだ何もしてない
 って気づいたわけ!」
キマリがそう言うとめぐみは
「中学の時もキマリ、
 何もしなかったじゃん」
と冷めた表情で答えた。

「だからだよ!
 高校時代は何かしなきゃ
 って思ってたの!」
切々と語るキマリに
めぐみは
「それで、何するの?」
と尋ねた。

キマリは例の手帳を取り出すと
めぐみに開いて見せた。

「とりあえず、実行しようかと思って!」

キマリはまず東京に行って
それからあてのない旅に出ると
めぐみに話した。

「いつ?」
とめぐみに聞かれたキマリは、
明日行くと言い出した。

「学校をサボって・・・」
と覚悟した様子のキマリに
めぐみは
「いいんじゃないの?」
と軽いノリで答えた。

「えぇぇぇぇぇっ!」

まさかのめぐみの反応に驚くキマリ。

「休むんだよ?ズル休みだよ?」
と念を押すキマリにめぐみは
「まさかキマリ、
 したことないの?ズル休み?」
と逆に聞き返した。

「めぐっちゃんあるの?」
とキマリはめぐみに尋ねると、
「あるでしょ、誰だって一度くらい」
と答えた。

そんな大人びた発言に
キマリは
尊敬の眼差しでめぐみを見つめた。

尊敬!

一緒に行こうと
誘おうとしたキマリにめぐみは
「一緒にはいかない。
 そういうのは
 一人で行くから
 意味があるんじゃない?」
と告げた。

「そうか・・・」
少し残念そうなキマリにめぐみは
「行けばいいじゃん!
 協力はしてあげるからさ」
そう言ってキマリを励ました。

翌日。

キマリはドキドキとワクワクを胸に
雨の中、
東京へ向かって颯爽と駆けだした。

キマリ
「私は旅に出る。
 トイレで着替え、
 学校と反対方向の電車に乗り、
 いつもの学校から
 私1人だけが飛び出して、
 あてのない旅に出る!」 

はずだった・・・。

「なんでここにいる?」
めぐみは
呆れた顔でキマリに問いかけた。

「いやぁ・・・雨だし、
 っというか
 やっぱりズル休みは
 いけないかなぁというか・・・」

結局キマリは学校に来ていた。

「飛行機堕ちるかもしれないし、
 新幹線大爆発するかもしれないし」
とキマリが言うと、すかさずめぐみは
「隕石落ちてくるかもしれないし?」
と続けた。

キマリは
「怖くなった」とめぐみに話すと、
「やったことないこと始めて、
 うまくいかなかったら
 どうしようって、
 失敗したら嫌だなぁって、
 後悔するだろうなぁって、
 ギリギリになると、いつも・・・」
そう言って落ち込んだ。

「まっ、
 それは悪いことじゃないと思うけどな」
慰めるめぐみに対してキマリは、
「私は嫌い、
 私のそういうところ大嫌い」
と本心を打ち明けた。

駅で別れるキマリとめぐみ。

キマリはめぐみに手を振ると、
電車が入ってきたホームへ駆け出した。

すると、
キマリの横を
猛スピードで追い越していく
一人の女子生徒が。

キマリはすれ違う瞬間
女子生徒のカバンから
封筒が落ちたことに気が付いた。


キマリはあわてて封筒を拾い
女子生徒を呼び止めるが
彼女はその声に気づくことなく
階段を駆け上がると
電車に飛び乗ってしまった。

キマリは急いで追いかけたが、
電車は発車してしまう。

ホームに残されたキマリは
おそるおそる封筒の中身をのぞいた。

「えっ?」

封筒の中身は
なんと1万円札の束だった。

「えぇぇぇぇぇぇぇーっ???」

翌日。

キマリは封筒を持って学校に行くと
さっそくめぐみに相談した。

「マジか・・・いくらある?」
というめぐみの質問に
「数えたら、ピッタリ100万」
とキマリは答えた。

「100万⁉」

めぐみは驚きのあまり
教室中に響く大声をあげてしまった。

キマリは
「落としたの、
 うちの制服だったような・・・」
とめぐみに話し、
2人は
学校内にいるであろう落とし主を
探して回ることにした。

しかし
何年生かもわからない
落とし主は
なかなか見つからない。

駅ですれ違った瞬間の記憶だけを頼りに
髪は長く、
たぶん美形のいい匂いの女子生徒を
探すキマリ。

すると、
1人の女子生徒と廊下ですれ違った。


「はっ!、この匂い・・・」

キマリは覚えのある匂いに反応した。

その女子生徒はトイレに入って行った。

あとを追ったキマリはトイレに入ると、
扉の閉まっている個室に近づいた。

キマリが個室の前に立ち
扉をノックしようとした
その瞬間
「ガンッ、ガンッ」と
扉を蹴る音が響いた。

ガンッ!

ビビるキマリ。

「ひぃーっ!」

すると個室の中から、
「う、うぅ100万、100万円・・・」
とすすり泣く声が聞こえてきた。

「ガンッ」と扉を蹴る音が再び響くと、
個室から美形の女子生徒が出てきた。

女子生徒は涙を流していたが、
キマリの存在に気が付くと、
「何っ?」
と強い口調で
キマリに鋭い視線を向けた。

何っ?

「あぁ、いえぇ、あのぉ、」
とキマリは
封筒をちらりと見せた。

「それっ!」
女子生徒は驚きの表情を見せると
キマリに詰め寄った。

「違うの!盗んだとかじゃないよ!」
必死に弁明するキマリ。

女子生徒は
キマリの両肩をガシッと掴むと
「ありがとう・・・、ありがどうっ!!」
そう言って
大粒の涙を流すとキマリを抱きしめた。

彼女の名前は
小淵沢 報瀬(以下しらせ)。

「宇宙(そら)よりも遠い場所」
という本の著者である
小淵沢 貴子の娘だった。

「それ、書いたの私のお母さん・・・
 南極観測隊員だったの。
 中学の時、
 行方不明になっちゃたけどね」

「結局見つからなくて、
 遺品もほとんどないままで・・・
 だから、
 私が行って見つけるの」

しらせは
遠くを見つめながら
キマリにそう話した。

「南極に?行けるの?」
キマリは不思議そうに尋ねると、
「みんなそう言う、
 婆ちゃんも、友達も、先生も、
 先輩も、近所の人も、
 子供が行けると思っているのか?って、
 いくらかかると思ってるんだ?って」
としらせは話した。

「それで、100万?」
キマリが言うと
「うん」としらせはうなづいた。

「私は行く、
 絶対に行って、無理だって言った全員に
 ざまあみろ、って言ってやる」
しらせは
そう言うと教室へと戻っていった。

帰り道。

「南極だよ!南極!すごいと思わない?」
キマリは興奮気味にめぐみに語った。

するとめぐみは
しらせは学校で
結構な有名人だと話した。

「南極行く、南極行くって、
 行けるわけないのにね」
めぐみが言うと
「でも100万あるんだよ!
 それにあの娘、絶対行くって・・・」
とキマリは少し強めの口調で反論した。

そんなキマリにめぐみは
「いけないよ、
 南極だよ?
 それこそ観測隊員にでも
 ならないと無理」
と、冷静に返した。

めぐみが言うには、
しらせは周囲からは変人と呼ばれ、
友達も作らず、
放課後はいつもバイトして
南極へ行くための
資金を貯めているという。

それを聞いたキマリは
少し落ち込んでしまった。

ある日キマリは、
図書室で「宇宙よりも遠い場所」を
見つけると、その内容に見入った。

本を読み終えたキマリが外を見ると、
偶然、しらせを見つけた。

キマリはしらせを誘うと
話したいことがあると告げた。

「私、あなたのこと応援してる!」
キマリは力強くしらせに伝えた。

驚いた表情のしらせに
キマリは
「私、
 高校に入ったら何かしようと思ってた。
 今までしたことないこととか、
 なんかスゴイこととか。」

「でも、何もできなくて、
 いざとなると、怖くなって
 止めちゃって・・・」
と胸の内を明かした。

「だから!
 あんなにみんなに言われて
 馬鹿にされても、
 (南極)行くって本気で頑張れるの
 すごいと思う!」
そう言ってキマリは
宇宙よりも遠い場所」を
しらせに見せた。

ふんっ!

それを見たしらせは
満面の笑みを浮かべた。

「言いたい人には言わせておけばいい。
 今に見てろって熱くなれるから。
 そっちの方がずっといい・・・」

そんなしらせにキマリは
「何か手伝えることない?
 あったら言って!」
とアピールした。

するとしらせは
「じゃぁ・・・一緒に行く?」
そう言って微笑んだ。

「えっ?」
しらせの意外な言葉に
キマリは戸惑いの表情を見せた。

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見どころ

高校生になったら何かやろう!

そんなことを考えてるうちに
あっという間に
1年が過ぎてしまった
高校2年生の玉木 マリ(キマリ)。

彼女の目標は「青春、する」こと。

しかし、
キマリは何かを始めようとする度に
直前でこわくなって止めてしまう。

そんなちょっと臆病な
高校生活を送っていました。

好奇心はあるけど
どうやって
そこに辿り着こうかわからない。

考えているうちにめんどくさくなって
止めてしまう。

誰しもこんな経験ありますよね?

で、

そんな普通の女子高校生が
「青春するために南極を目指す」
っていう・・・。

もちろん、フィクション作品なので、
実際の南極観測とは
条件等の詳細が
異なりますのでご了承くださいね。

この物語では、
しらせが南極で行方不明になった
「母親の遺品を探す」
という目的があるため、
そもそも旅行ではなく、
観測隊として
南極に上陸、滞在しなければならない
という試練があります。

しかし南極観測は国家事業のため、
南極観測に参加できるのは、
観測船の船員を務める自衛隊員と
厳しい審査と訓練に合格した
観測隊員だけ。

国が認めた国家公務員であるか、
派遣として国に雇われた民間人のみ
ということになります。

要するに、
高校生が南極観測に参加することは、
奇跡に等しい・・・。

でも行くと決めたら絶対に行く!

じゃあ、どうやって?

気になりますよね?

まずは、
偶然出会った4人の女子高校生
というのがポイント!

この4人が揃わなければ、
おそらく
南極には行けなかったでしょう。

では、4人の女子高校生を
紹介しますね。

まずは小淵沢 報瀬(しらせ)。

南極で行方不明になってしまった
南極観測隊員の母を持つしらせは、
母の遺品を探しに
南極を目指しています。

この物語の原点的存在です。

高校生が南極に行けるわけがないと
みんなに馬鹿にされても
絶対にあきらめないしらせ。

友達も作らず
バイトで貯めた100万円で
いよいよ夢が叶うかもしれない
というところまできて
落としちゃうんです。

100万・・・。

いや、落としてよかったのか?

100万円落としたせいで、
というか、そのおかげで
しらせはキマリと出会います。

キマリは、
臆病だった自分を変えるために
しらせと一緒に
南極に行こうと決意します。

そんなキマリは、
南極を目指す資金調達のために
学校近くのコンビニで
バイトを始めます。

そこで出会ったのが
同じ年のバイトの先輩
三宅 日向(以下ひなた)です。

日向はキマリの話を聞いて、
自分も南極に行くと言い出します。

ひなたは
わけあって高校を中退していて、
バイトをしながら
大学受験を目指しています。

「来年は本気で受験勉強だって考えると
 1個くらい何かしておきたいなって」
と言うひなたに
「わかるぅー!」と共感するキマリ。

2人は
あっという間に仲良くなります。

ひなたが
なぜ高校を中退したのかも
気になるところです。

こうして、
キマリ、しらせ、ひなたの3人は、
南極目指して
ある作戦を開始します。

なぜなら、今のままでは
南極には絶対に行けないから・・・。

しらせが考えた作戦を実行する3人が
まず最初に向かったのは、
東京、新宿、歌舞伎町!

なんで???

理由は観てのお楽しみ♪

そしていよいよ!
キマリ、しらせ、ひなたの3人は
4人目の仲間
白石 結月(ゆづき)に出会います。

このゆづきが、
彼女たちの南極行きを実現させる
キーマンとなります!

こうして偶然に出会った4人は、
それぞれの思いを胸に
新たな1歩を踏み出すのです。

4人が乗り込む南極観測船
「ペンギン饅頭号」!
氷を砕きながら
大陸に向かって前進していく様が
なんともリアルでワクワクします💖

南極大陸に向かうペンギン饅頭号

もちろん
船内での生活シーンも描かれていて、
その苦労や、意外なイベント、
壮絶な波とのたたかいなど、
見ごたえは充分です。

目指すは南極!
奇跡を起こした
4人の女子高校生の物語。

宇宙よりも遠い場所

是非ご覧ください!

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アニメ「宇宙よりも遠い場所
主題歌

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オープニングテーマ

The Girls Are Alright!

歌 saya

作詞 作曲 編曲 
ミト(クラムボン

KADOKAWA

[/su_note]

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キャスト

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玉木 マリ  水瀬いのり
小淵沢 報瀬 花澤香菜
三宅 日向  井口裕香
白石 結月  早見沙織
藤堂 吟   能登麻美子
前川 かなえ 日笠陽子
鮫島 弓子  Lynn
高橋 めぐみ 金元寿子
玉木 リン  本渡 楓
白石 民子  大原さやか
迎 千秋   てらそままさき
財前 敏夫  松岡禎丞
氷見 大   福島 潤
轟 信恵   阿澄佳奈
佐々木 夢  遠藤 綾
安本 保奈美 小松未可子
小淵沢 貴子 茅野愛衣

[/su_note]

原作 よりもい
音楽制作 KADOKAWA
宇宙よりも遠い場所」制作委員会
アニメーション制作
      MADHOUSE

協力
文部科学省
国立極地研究所
海上自衛隊
SHIRASE5002(一財)
WNI気象文化創造センター

2018